草模様


さとちゃんは
印刷屋の営業をしております。
週に一、二度
犬山へ行きます。


犬山の坂道

古い建物


狭い路地を自動車で
そろそろと進んでいったら

こんなものを 発見しました。



現在は5、6台置ける駐車場となっていますが・・・・

壁をよく見てみると
タイルで描かれた犬山城と木曽川。

ほえー。

こんな所に風呂屋さんがあったのだ。

それにしても、何故
建物と一緒に壊さなかったのだろう?

さとちゃんの鑑定では
昭和三十年代製作のタイル絵だと思います。

きっと名のある
タイル絵職人さんの 力作だったのでしょう。

所有者は
後世にその技術を伝えるために
保存したのかな



全体

犬山橋

悠久の流れ 木曽川


犬山城


一枚、一枚、丁寧に 貼りこめられた タイル。
作るのに どれだけ時間を費やしたのだろ?

ものを作る仕事は
楽しいだろうな、と思った。


タイル絵を作った人がいた。

風呂に入りながら 
この絵を眺めた人がいた。


タイル絵を壊さずに保存した人がいた。

それを見つけて
写真を撮った
さとちゃんがいた。



犬山で お泊りの節は、名鉄犬山ホテルへ どーぞ。


さとちゃんでした。
それでは、またな。


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